KawaiiSenseiの スグ描ける!使える!キャラポーズの描き方 by KawaiiSensei

人体

基本情報

著者:KawaiiSensei
出版:KADOKAWA
発売:2024/08/28
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レベル:中級者向け
傾向:感覚・・〇・・理屈

<この本でわかること>
✓素体の使い方
✓ポーズから人体のパーツを理解する
✓体型への応用

色んなポーズをイマドキの絵柄で学べる

SNSの大人気アカウント、KawaiiSenseiからリリースされた素体とポーズに特化した書籍です。作例の多くはイラストレーターの、のろむさんによって描かれています。ポーズ集に類書は多いですが、本書は素体と完成イラストが並べられているので、解釈を考えやすいのが良い点です。素体のどの要素を拾ってイラストに反映させるかは慣れなければ少し難しいので、こういった思考のヒントになるのはとてもありがたいですね。

引用:KawaiiSenseiの スグ描ける!使える!キャラポーズの描き方(Amazon)

そしてメインイラストレーターののろむさんがとにかく上手い!体型ごとの素体の解釈が素晴らしいですね。女性と男性のプロポーションの違いが明確にわかります。素体はディテールが落とされているので比較がしやすいです。肩幅の広さ、ウエストとお尻の差はこれくらい、などの要素を分解的に見ることができるのです。この要素を分解して見せることが、教本における醍醐味だと思います。

引用:KawaiiSenseiの スグ描ける!使える!キャラポーズの描き方(Amazon)

素体があると圧縮やシワを理解しやすい

素体で考えられるようになると、難しいポイントである、圧縮やシワを描きやすくなります。圧縮とは手前に腕を伸ばした時などにパースが強くかかることで、前後関係を違和感なく描写する必要があります。下のサンプルページの左上が該当しますが、特に初心者の方はアプローチが難しい部分です。こういった圧縮が強い構図やポーズでは、まずは素体で考えると仕上げの時までイメージを持続させやすいです。

引用:KawaiiSenseiの スグ描ける!使える!キャラポーズの描き方(Amazon)

服のシワも同様です。素体があると、布地と体の接点をイメージしやすいくなります。本書はシワについての専門書ではないですが、作例の服のシワはめちゃくちゃ参考になります。シンプルながらも適切な箇所に線が引かれており、まじで上手いです。

細かいけど良い点としては、腕と脚でパーツを色分けしているところです。正確には肩と脚の付け根になりますが、この色分けは「このパーツはここまであるんやで」という意識付けに大いに役にたつはずです。特に初心者のうちは、腕を描くときに肩のパーツの解釈が怪しくなったり、脚と骨盤やお尻の関係が難しくなりがちです。鎖骨〜肩、骨盤などの関節の集合は難しいので、色分けをして自覚的に構造を覚えられるのは、良い工夫だと思います。

自分でも素体を描いてみよう

ここからは私の解釈になります。本書を参考に人体を描く場合、掲載されている素体から絵を描いても良いのですが、できれば自分でゼロから素体を描いてみることをオススメします。素体を自分で描けるようになるとポーズの幅が圧倒的に増えるからです。かつ、人の絵や人物の写真なども素体として理解することができます。本書の描き方や考え方を参考にしつつ、表層的に真似をするのではなく、概念そのものをインストールするようにすれば、人体は劇的に改善すると思います。

引用:KawaiiSenseiの スグ描ける!使える!キャラポーズの描き方(Amazon)

また、本書では期間限定(〜2029年8月28日)で素体のpngデータを配付しています。こちらもとても参考になるので、下地に人物を何体か仕上げてみると良い練習になります。まずは素体→イラストを描いてみて、感覚を掴んでいきましょう。ある程度慣れてきたら練習として写真→素体に描き起こしたり、想定で素体ポーズを描くと思考力を鍛えることができます。

引用:KawaiiSenseiの スグ描ける!使える!キャラポーズの描き方(Amazon)

ちなみにポーズの参考はCLIPSTUDIO PAINTの3Dモデルもありますが、そのまま描くと絵が固くなってしまいがちです。3Dを使う場合は、絵としてアレンジするように、ある程度の人体への理解が必要になります。そういった力を育てるためには、先ほど提案した練習方法が役になってくれるのではと考えてます。

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