基本情報
John Kafka個展「DECO」
入場料:無料
主催:GAAAT
開催日:2024年10月4日(金)〜 2024年10月9日(水)
開催時間:11:00~21:00
開催場所:東急プラザ原宿「ハラカド」3階 BABY THE COFFEE BREW CLUB
オシャレエリアにある奥まったギャラリー
韓国をベースに活動するイラストレーターJohn Kafkaさんの個展に行きました。かねてより注目していたクリエイターで、私が担当している画集『VISIONS2024』にも掲載させて頂いています。
個展の場所は東急プラザ原宿、めちゃくちゃオシャレなエリアです。なんと中に銭湯もある。展示の場所は少しわかりづらいのですが、3階にあがって地図内にある「BABY THE COFFEE BREW CLUB」を目指してください。ギャラリーはGAAATですが、その名前では見つけられませんでした。

明暗を基調としながらも彩り豊かな作風
John Kafkaさんの作風は明暗がはっきりしており、白と黒のコントラストが強いです。特に人物の肌は強めに白を当て、その輪郭が際立って美しく見えます。

明暗が必殺的に強い印象を出していることに合わせて、線の切れ味も凄まじいです。黒と白だけではなく、青系や赤、黄色といった差し色を使ったトーンの調整も見事で、印刷と相まって技術力に驚きます。
なによりも少女の表情が最高ですね。三白眼は近年のトレンドモチーフではありますが、その中でも群を抜いていると思っています。もうめちゃくちゃ格好いい。そして原宿感も感じます。私は展示における場所や空間設計は作家性のクリエイティブと結びつけて考えたりしますが、そういったニュアンスも反映されてていると感じました。
う〜〜〜〜〜ん、天才!
印刷や製造は主催のGAAATが担当
時間が合わずJohn Kafkaさんとはお目にかかれませんでしたが、主催のGAAATさんとお話することができました(お忙しい中でありがとうございます……!)。今回の展示については製造も手がけているそうです。プロデュースからディレクション、当然作家とのコミュニケーションまで、ここまでをワンストップで進められるところは、なかなかないですね。展示はほぼ毎月行っているそうで、海外での実績もあるとのことでした。

最近はPARCOのR11R『Emotions2025』や宮本さんの『印刷・支持体・額装 デジタルイラスト展 ハンドブック』など、強めの企画・ディレクターがどんどんでてきており、イラスト展示界隈が熱いですね。
印刷はメタルアートという手法だそうで、立体的な仕上がりになっています。近年はFLATLABOなどでUV印刷が人気ですが、こちらも高級感がありますね。同系の仕様で安価なもので約2万円とお値段も手頃な方かなと思いました。
SNSフォローでポストカードをGET、2024年10月9日(水)まで
展示は来週水曜日までやってます。入場無料(予約優先)なので、お近くに寄られる際は是非。そして私はあとから気付いたのですが、SNSをフォローすると、ポストカードもらえたそうで。。。今から行く人は絶対にフォローしていってください!
John Kafkaさんは画集も年内に発売を予定しており、こちらも要チェックです!


